一木竜樹の「優しい止まり木」もう一度。

食材から料理やらお酒やら、「飲食」に関わる事を探求していくブログ。

山梨・勝沼ワイン。のお話①



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10月初旬に山梨に訪れました。目的は勝沼ワイナリー巡り。7月に1泊2日で巡ってから山梨・勝沼の魅力にどっぷりハマってしまったのです。

そして今回は日帰りだった為、あまり時間が無く3カ所しか行けなかったのですが、お気に入りの2カ所、そして新たに1カ所を巡りました。

まず、f:id:HITOKI:20151021151319j:image
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お豆のフジッコでお馴染みのフジッコが手掛けるフジッコワイナリーへ。
前回ぶどうの丘という施設でフジッコワイナリーさんの「クラノオト」を試飲してあまりの美味さに自宅に買って持ち帰ったという事もあり、一発目にお邪魔しました^_^  テイスティングルームには甘口キウイワイン2種、白ワイン2種、赤ワイン2種。キウイワイン美味でした!本当に熟したキウイを丸かじりしたようなキウイの甘さ、香り、いい所全部出てます! 白、赤、テイスティングしてみると前回ぶどうの丘で思ってた事があって、それはどれを飲んでも「楽に飲める、飲み疲れがない、食事と喧嘩しなそうな味わい。」という、テーブルワインの優等生の姿のような気がするんです。でもちゃんと飲んでて楽しくて、飲むと「うん、うん。」と頷いてしまうワイン。

でも、せっかく来たのにテイスティング6種だけ(^^;;? いっぱい飲みたいワイン展示されてるのに(;_;)これとか!f:id:HITOKI:20151021180427j:image
これも!
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ワイナリーの方にお願いしてみる。
「あのー有料でいいので試飲とか出来ないですか?」
「いえ、全て無料で試飲出来ますよ!気になるものは言ってください。ただスパークリングだけは出来ないんです。」
Σ(・□・;)!
「本当にフジッコさん!ありがとうございます!」
早速メルロー隼山をお願いしました。
一口飲んで、衝撃が走ります。
表現が正しいのかわかりませんが、トロッと口の中で纏わりつくような感覚の舌触り、かなりの熟成感、シルキーってこういう事!飲んだらそう分かるような気持ちにさせられます。フルボディでタンニンもとても豊かで飲みごたえのある一本でした。
隼山は山梨市牧丘で久保田英雄氏が標高680m付近で栽培したメルロー100%のワイン。9ヶ月樽熟成を行ったワインです。良質な葡萄が出来ると注目されてる牧丘町。他のワイナリーでもこの町の話を耳にするほど、葡萄栽培には適してるそうです。 
ところで、面白い話を聞かせていただきました。
それは、フジッコワイナリーのワイン製造秘話。実は社長さんから、
「メインになるワインは造るな。食事の共になる、食事を支えるワインを醸造しよう」
と指示が出ているそうです。
さすが食品会社ですね。でも、本当に食事の邪魔せず、それなのにワインだけを飲んでいても楽しい気分にさせてくれるフジッコワイナリー。是非、山梨に行った時は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
きっと楽しい食事に彩りを加えるワインが見つかる事でしょう。